開かれた集団
メンバーの入れかわりが容易に行われ、外からの刺激を積極的に求めていく開かれた集団は、未知のものが出入りすることが困難な閉ざされた集団にくらべて、発想のゆたかさや行動の生産性においてすぐれているといわれる。
開かれた集団が自律性に富み、伸びのびとした行動を促すのは、つぎのような特性をもっているからです。
1.グループへの加入に強い規制がない。
2.メンバーが固定しないで、ときどき交替がはかられる。
3.自由にグループが組める。
4.外部の情報を積極的にとり入れる。
5.他のグループとの交流がはかられている。
6.メンバーが率直に意見をのべあえる。
7.リーダー、メンバーの役割分担がしっかりしていて、自律的な行動がとれる。
8.相手の立場を理解しあおうとする協力的な雰囲気があります。
9.異質なメンバーを歓迎する。
メンバーが固定化し、外部からの情報に接する機会が少なく、規則やルールで自由な行動が抑えられる閉ざされた集団にくらべて、はるかに発展性をもっていることがうかがえる。
このことからもわかるように、開かれた集団は、自由度の高い集団であるともいえます。
集団の自由度とは、その構造が有機的特性をもつことと強い関連性があります。
開かれた集団の条件でもある集団の自由度、具体的には、1.目標設定の自由度、2.コミュニケーションの開放度、3.加入機会の困難度、4.計画・決定の自律度、5.役割・分担の明確度一などが、人を活かす集団づくりのうえできわめて重要だということです。